寺山修司だったか、誰かの名言で、「書を捨てよ、町へ出よう」というものがある。
昔はそんなに好きな言葉ではなかったが、ご時世もあって、その言葉は沁みる。
外に出たり、街に出たり、職場に行ったりすると、疲れるし、傷つくこともある。家にいれば、刺激は少ないし、安全な自分の空間にいられる。
そういう選択をしている人も現代では多いだろう。スマホで動画を見たり、籠もってゲームをしていれば、お金もあまりかからないし、面倒臭い人間関係にも煩わされないで済む。
外に出れば危険だし、アクシデントに遭遇することもある。現代において、発言することはリスクだし、非難されることもある。
それでも私はやはり外に出たいし、人と関わりたいし、何かを言いたい。口にガムテープを貼られたとしても、それでも私は私が思っていることを言いたい!