夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

funeral for a friendのデビューアルバムを聴いている。大学時代、自転車を漕ぎながら、いつも聴いていて、無性に「芸術」というものに惹かれたことを覚えている。その頃は芸術のことなんてほとんど何も知らなかったけれど、その底知れない世界に無意識に憧れた。自分がそれを志すとか作る側に回るとかそんな事は全然考えずに、夢でも見るような心地で、自転車を漕いでいることなんて忘れてしまうぐらい、その音楽を聴くことに没頭していた。

脳がほぐされて、今まで作動していなかった部分が開花して、爆発しているのがわかった。他の体験では味わったことのない衝撃。芸術の奥深さや底知れなさをそのとき知った。恐ろしさもあった。行くべきところじゃないところに招き入れられているような。でも、興味や好奇心を抑えられなかった。危険があったとしても、私はその門をくぐった。