駅のホームの待合室でリンキン・パークを聴いている。
いつもながら「魂」を感じる。荒々しい絶叫の中に優しさや誠実さが詰まっている。綺羅星のような楽曲達は全然古びることがなく、私のこころの中で輝き続けている。
結局芸術もエネルギー勝負なところがある。技術とか小手先じゃ埋められない、底力勝負というか。
エネルギーや才能があればあるほど、周りとの摩擦や軋轢が生じる。本当の才能というのはある意味で社会にとって不愉快なものだから、世の中でもてはやされるのはいつも小物ばかりだ。
自分は孤立することにどこか慣れてきた節がある。世間なんて大抵がインチキだし、世の中を牛耳っているのは腰抜けばかりだ。正直で勇敢でいることはリスクしか伴わないし、大衆が好むのは不都合な真実じゃなくて、都合のいい嘘だ。
ただ、だとしても自分の生き方が揺らぐことはもうない。試練を経て、哲学はもう済んでいるからだ。