夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

どうで死ぬ身の一踊り

久しぶりに1日に2本目の記事を書く。書かずにはいられない何かがあるからだ。

 

どこかで書いたかもしれないけれど、私が文章を書く一番の理由は高尚なものを創造したいや社会の役に立ちたいなどではなく、ただ単に書かないと精神を保てないからだ。周りに迷惑をかけることになるかもしれないし、自らを殺すことになるかもしれないから、苦肉の策で始めた部分もある。それが始まりで、今も続いているけれど、本質的な問題が解決したわけではない。生きづらさだ。

 

そして、そういった生きづらさは障害などがある私固有のものかと若い時は思っていたが、実際はいつの時代も普遍的にあるものだし、そして同時に今の時代の人々が共有する固有の病でもあると思う。

 

最近至る所で耳にするサイレンは実際には身体的な外傷や内臓系の疾患に対処する為に救急車が向かっていたりするのだろうけれど、私には現代人のこころのSOSに感じる。とにかくみんな虚しくて、渇いている。それはリア充と呼ばれている人もそうだ。飾り立てれば立てるほど空虚で、それを埋めてくれるものは本当の意味ではあまりない。生活は豊かで便利になったはずなのに、こころは痩せていくばかりだ。「死にたい」なんて言葉もよく耳にする。きっと本当のコミュニケーションが減ったからだ。

 

西村賢太って作家がそうだったように、私もそろそろ自分を守ってばかりいずに、捨て身で「漢」になっていきたい。