夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

最近読んでいる本

最近なに読んでる?というのがはてなブログの週間のテーマらしいので、私もそれについて書こうと思う。

 

今読んでいるのは2つあって、一つはガルシア・マルケスの『百年の孤独』で、もう一つはハーバード大学の継続した研究をまとめた『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない』という本だ。

 

ガルシア・マルケスノーベル文学賞も受賞した、20世紀の南米を代表する大作家で、マジック・リアリズムという独特の手法で新たな文学の地平を切り開いたと言われる作家だ。村上春樹などのその後の作家に与えた影響も計り知れないし、20世紀の文学を理解する上で外せない人だ。私はその中でも彼の一番の代表作『百年の孤独』を今読んでいる。架空の街マコンドを舞台とした、一つの家族の百年に渡る歴史を描いた長編小説だ。一つ一つの挿話がそれぞれに興味深く、気づいたら惹き込まれていく。現実と非現実が入り乱れるが、どこか底知れないリアリティーがあって、そのマコンドという街に私もいるかのような錯覚に陥る。まだ3分の1位しか読んでいないので、これからの展開が楽しみだ。

 

『グッド・ライフ』はハーバード大学の膨大な数の被験者に対する、80年以上に渡る追跡調査を元に、「人間にとって幸せとは?」又は「幸せにとって一番重要なのは人間関係だ」という主張を元に展開される本だ。良好な人間関係を築けている人は健康寿命も長く、大変なことがあっても希望を失わない傾向があるということや高収入や高ステータスや社会的成功が必ずしも幸福な人生につながるというわけではないということも紹介している。

 

あと今気になっている本が一つあって、それはこの前Eテレの世界サブカルチャー史で紹介されていたモリス・バーマンの『神経症的な美しさ』という本だ。ひきこもりは世界の良心だ、や社会がひきこもりを治していくんじゃなくて、その逆でひきこもりが社会に対する療法なのだというような事を話していた気がする。この本もいずれ読んでみたい。