夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

蝉時雨

青い空

夏が間近に迫っている

薄着の少年達はまだ人生がどんなものか知らないだろう

憂いを知らぬ顔

直向きな視線

その先に何が待ち構えているかも考えない豪胆さ

私にもそんな時代があったのかもしれない

傲慢で野蛮で怖いもの知らずだった時代が

ただ私は今の自分の方が好きだ

自分を知っていて、他者を愛せているからだ

人間の弱さを知り、貴さを知っているからだ

夏になると思い出す

遠くなってしまった様々な過去を