夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

責任

こんにちは。

最近も創作や仕事と平行して、よく本を読んでいる。最近は大江健三郎『燃え上がる緑の木』や10年前位に友達に頂いた『ドストエフスキーの言葉』という本や100分de名著『日蓮の手紙』やエーリッヒ・フロム『愛するということ』を読んだ。『愛するということ』は通算3回目くらいだと思うが、読むたびに新たな発見がある。

今はフランクルの『夜と霧』を読んでいる。

最近の世界情勢の緊迫化や資本主義社会の行き詰まりからくる世界の閉塞感や空虚感。いつの間にか自分にはそれらに対して、物書きとしても世界市民としても、責任があると感じるようになった。

責任を果たすためにも、もっと本を読んで、人間や世界について知ることや、生身の人間の話をもっと聞こうと思っている。

もつれあって絡み合った糸玉もその状況を客観的に見て、丹念にほぐして解いていけば、いつかは必ずほどける。感情のもつれって、複雑で、それは時に人に理性を失わせ、暴走させるけれど、まず大事なのは、状況を冷静に客観的に認識することなのだと思う。それは、すごく難しいことだけれど、そこで焦って、誤った解釈をすると、間違った仮説で研究を推し進めて行った時みたいに、何一つ生産的な成果を上げられない。

だから、私はよく「見る」ということを続けていきたい。その上で「責任を取る」言葉を紡いでいきたい。