夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

人間

駅のホーム上にある、冷房の効いた待合室で、電車を待っている。

最近いろんな人のいろんな人生のことを考えている。なぜか他人事じゃない。

何て言うのかわからないが、共感とか同情とか連帯感と呼べばいいのだろうか?どこかで他者が他者じゃなくなってきた。同胞とでも呼べばいいのだろうか?

昔は断絶していたけれど、今はそうじゃない。人の気持ちが少し想像できる。そして、人(他人)の気持ちは大切に扱って、尊重しなければならないということも今はわかっている。

大人になれたのだろう。だから、架け橋になりたい。縺れた糸をほどくように誤解やすれ違いを解きたい。勉強というのは知識をひけらかすためでも、エゴを満たすためでもなく、行き詰まって硬直した問題に違った角度から光を当てられるようになるためにするものなのだから。

ところで、電車は乗り損ねてしまったけれど、その分いい風を感じられたのだから、良しとしよう。