日曜日の午後。少し曇り空だ。風が木々を揺らしている。リンキン・パークを聴いている。こころが引き締まるというか、感覚が研ぎ澄まされる。
チェスターは閃光のように燃えて、消えてしまった。命を凝縮したような楽曲達。
公園から見える理髪店のグルグル回るサインポールがどこかにいざなう。
それなりに今まで他者にひどいことをしてきたと思う。別れた彼らは今どこで何をしているだろうか?知っている人のことしか知らない。いろんな人がどんな気持ちで生きているのかあまり知らない。私が想像しているのと実際は全然違うのかもしれない。そろそろ自分のことばかり考えるのはやめようと思った。「そういう年でもないだろ!」と自分で自分に突っ込む。
だから、優しいものを創ろうと思う。ポジティブなものを創ろうと思う。どよめくような、それから静まって、収まっていくようなものを作ろうと思う。読み終わった後、光が射すようなものを作ろうと思う。つまり、「希望」を描きたい。