夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

ファイティングスピリット

自分が文章を書いてきた原点というのは高尚なものでも、芸術作品を作り上げようという志があってやったわけでもなく、もっと切羽詰まった状況の中で、エネルギーの遣り場を作るための手段として始めた部分がある。それがなかったら、本当にヤバい方向に行っていたかもしれないし、死んでいたかもしれない。有り余るエネルギーを昇華させられる場所を、社会のいろいろな場所で探してみたけれど、制約の多い現代社会では中々それを見つけられなかった。作家や作家を目指している奴なんてそんなものかもしれない。怒りや渇望がなかったら、せっせと文章なんて書かないし、叩きつけたいものがなかったら、表現なんかしない。自分は従順になんてなりたくなかったし、空っぽにもなりたくなかった。その決意は16年前に初めて筆を持った時となんら変わっていない。