夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

書くこと

書くこととは自分にとって何だろうか?一つはせずにはいられないことであり、エネルギーや鬱憤を昇華させる手段であり、方法だ。そして、もう一つは仕事でもあるということだ。今はもう自己満足というだけでなく、自分には物書きとして社会的な役割もあると感じている。

結局日常でいろんな想いをしても、人はそれなりにいろんな方法で自分なりに解決して、落とし所をつけて、次に向かうというか、日常を過ごしていくのだろう。苦悩や挫折があっても、どこかで納得して、明日に向かうのだろう。そして、本格的には文章なんて書かなくても、なんとかやっていけるのだろう。

私はそうはいかなかったから、文章を書いている。猛烈な精神的な危機の時に、理性を超えたところで編み出した手段だ。そして、それからはそれが目的にもなった。

文学をやるということは危ないことだし、危険に踏み入ることでもある。ただ自分が救われるかもしれない唯一の手段だ。それしか方法はなさそうだ。

ある意味で、自分は文学を純粋に自分のためにやっているのかもしれない。空っぽの世界で、空っぽにならないための唯一の方法だ。いつか自分を救済するために、それだけのために書いているのかもしれない。ただもし、その純粋な行為が誰かをも救えていたら、それはもちろん最高だ。