夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

西日を浴びながら

普通人は変わってしまう。変わらないことの方が珍しい。みんな忙しくて、疲れて、大切なものをないがしろに生きて、それが常態化していく。

こんなに忙しない駆り立てられている世の中で、まともでなんかいられない。自分より年上の人で純粋に希望を持って、雑味なく夢を追いかけられている人は少ないと思う。ずっと話を聞いていると、大体溜息や愚痴で終わることも多い。元気だとしても、空元気だ。

大人として役割を担っていく上で疲弊して、子供心を失ってしまう。生活に追われ、すべてが作業になってしまう。こころのこもっていない偽善や嘘の言葉じゃ人のこころは動かないし、癒されない。

自分なりに黙って、ずっと見てきた。なんで世界がこうなっているのか?どうして人はそうなってしまうのか?

言葉を紡いでいくことは常に風前の灯火だ。わかってもらえないことの方が多い。わかってもらえるなんて半分は期待していない。ただ差し向けていく。命懸けで。賭けていく。人間というものに。