夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

「こころ」について

こんにちは。

お疲れ様です。

いかがお過ごしでしょうか?

こちらは天気が良く、12月にしては暖かいです。私は現在(いま)、相変わらず、遠藤周作の『深い河』を読んでいます。今は戦争で負ったこころの傷のことが書かれています。

子供の頃は「戦争なんて馬鹿げたことをなぜ大人達は繰り返すのだろう?」と素朴に思っていましたが、綺麗事じゃ済まない、人間の業というものの凄まじさや集団の同調圧力や群衆心理、お金や権力への渇望、差別や排他主義、いろいろなものを現実で目の当たりにしてきて、そしてそれは私自身にもありますが、当たり前ですが、すごく難しい問題だということが年を取るにつれて、わかってきました。

ただ私は戦争というものはあくまでもなくてもいい恐怖だと思うし、差別や貧困もなくなるべきだと思います。ジェンダーの問題や人種差別、格差問題、環境破壊、地球温暖化、問題は山積みですが、できることを積み上げていくしかないようです。

ただ私が一番テーマにしているのはあくまでも「こころ」の問題です。物質的には豊かになったと言われる現代日本でも身近なところでも暗い話題は多いです。孤独、引きこもり、自殺、アルコール依存、DV、虐待。孤立していたり、孤独を抱えている人は多いようです。虚しさを紛らわすために、衝動買いをしたり、ドラッグやセックスなどの強い快楽に身を委ねる人も少なくないようです。

「こころ」っていうものはどんな人に対しても大切に扱わなくてならないもので、相手が今どんな想いをしているか、察したり、想像しなきゃいけないものだと思います。感情に任せて、怒りをぶつけたり、相手を尊重せず、自分の思いを通そうとしてしまうことは誰にでもあります。ただ厳しく接するか、優しく接するか、で迷ったら、私は踏み止まって、優しく接するようにしています。他者を自分にとっての手段として扱うことは絶対にやってはいけないことだと思います。

感情の渦というものは恐ろしいもので、時に誰もが巻き込まれ、呑み込まれ、冷静な判断ができなくなります。暴力性や攻撃性を抑えられず、相手に危害を加えてしまう可能性は誰にでもあると思います。ただそんな時はなるべく、誰でも「こころ」ってものは繊細で、どんなに自分を強く見せている人でも、「こころ」ってものは傷つきやすい、ということを思い出して、行動しようと思っています。

できる範囲でいつも周りの人のことを思いやりたいです。