夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

響け!

駅の待合室で、レディオヘッドを聴いている。壮大な音楽で、宇宙にいざなわれるようだ。

いろんな時代のいろんな地域の芸術作品に触れていると、そこには人間の普遍性(不変性)みたいなものを感じる。だから、時代や国境を越えて、響き合う何かが成立するのだ。

地域の独自性やそれぞれの時代の時代性というものも確かにあるけれど、人間てどこで育っても、どの時代に生まれても、変わらないものの方がずっと多いんだと思う。

誰でも大切にされたいし、愛されたいし、差別されたり、理不尽なことを被ると憤慨する。怒り、嫉妬、虚栄心、傲慢、優越感、劣等感。人間の感情には複雑で、ネガティブなものもたくさんあるけれど、それを越えるぐらい、愛情、友愛、平和を求める希望や信念、連帯感、信仰心、利他のこころ。そういったものがあるのが人間という生き物なのだと思う。

だから、様々な災厄や数多もの戦争を経ても、人間が生き残り続け、「理想」というものも古びずに「在り」続け、今でも輝いているのだと思う。

だから、僕も読んだ人や社会や世界が、生命力を吹き返すような、活気づく作品を創っていきたい。