夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

引き受けてく感じって確かにある

人間社会って確かに法律に則っていれば、どう生きてもいいというのは法制度上はあるけれど、人間というものに「情」がある以上、そんな単純なものではないはずだ。

いろんな職場や場所で、人間や集団というものを見てきた中で、人間というのには役割があって、得意な人がその分野を担ったり、それ相応の器や人格を備えた人が、その集団をまとめたり、率いていくというのが社会的動物である人間の常だ。

自分は能力のバラツキが大きく、日常的な場面でうまく発揮できないことも多いけれど、集団のリーダーだったり、精神的支柱というポジションを担うことも多かった気がする。

集団にとって、それなりに干からびながらも無難に運営していっているという状態はよくあるけれど、メンバーはそれなりに退屈しながら、精神面は潤わず、日常が淡々と過ぎている状態と言えるだろう。

人生に意味や目的なんか持たず、目も輝かせず、期待もしなければ、失望して、絶望することもないだろう。ベルトコンベア式に過ぎていって、片付いていくのだとしても、リスク覚悟で玉砕するよりはマシだと思うのかもしれない。確かに革命のように何かをやっても、その時は盛り上がり、充実し、歴史も変わるが、いつかは掲げた理想も落日し、時間が経てば、不満に満ちた平凡な日常が待ち受けているということもよくあるだろう。

ただやはり私は瞬間を煌めかせたいという衝動がある。その瞬間だけは世界が一つになるような。月食や日食のように、一瞬で神秘的で、厳かな空気になり、その瞬間が際立つような。

それをやるには誰も見捨てないという態度が大事だろう。すべての人を尊重し、自分にも嘘をつかない言葉を紡いでいきたい。