少し散歩して、カフェでアイスコーヒーを飲みながら、ブログを書いている。
最近自分の生活は安定しているけれど、今まで知らなかったことに気づくことも多い。
自分の知らない世界。わかったつもりになっていたこと。思い込み。人間の不可思議さ。
たぶん自分は恵まれていたのだと思う。本当の不幸というものを知らなかったのだと思う。
そこは浅はかで、軽率で、残酷だったと思う。不幸な死に方をする人も多い。救われなかった魂。掬い取られることのなかった、痛み、苦悩。
自分なりに、35歳なりに、いろいろなものを見てきた。でも、本当は何もわかってあげられてなかった。ただわかっているつもりだった。
傷ついた魂。報われることのなかった祈り。私は彼らに何ができただろう?何もできなかったのかもしれない。
これから何かをできるか?それも難しいかもしれない。でも、見なかった振りをして、何もしないということも今さらできない。
だから、微力かもしれないけれど、小説で祈りを捧げたい。究極の祈りを。