2022-04-11 春を見送りながら 春が訪れているみんなどこか晴れやかで、期待に胸を踊らせている気がする人生が期待通りに行かなかったとしても、出航の時、帆がたなびいていた記憶は誰にとっても、懐かしいものなのだろう作家がやるべきことの1つはよく見て、見送ることだうまくいかなかった人生、その人の中から失われてしまったもの、果たされることのなかった約束、解かれることのなかった誤解そういうものを丁寧に掬い取るのが、作家の役目だと思うそろそろ批判ばかりしている立場ではない責任を取る側、担う側だ