夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

魯迅『故郷』について

こんばんは!

お疲れ様です。starttodayです。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

私は少しだけブルーです。最近は体調が安定していた私ですが、日常に疲れることもあります。

期待通りにいかなかったり、裏切られたり。真面目に生きるのが馬鹿らしくなることもあります。世間はいつも白けムードで、冷笑的で、割り切っているから。人の気持ちなんていちいち考えて、寄り添っていたら、身が持たないとでも言わんばかりに。

そうやってやさぐれモードの私にもいいね!やスターで応援してくれたり、こんな世の中(時代)でも希望はかすかにかもしれないけれど、あるんだよなぁと思わせてくれる出来事もあります。

若い人が特にそうです。今日の展開の中で、昔読んだ、魯迅の『故郷』という小説を思い出しました。これはこういう話です。

主人公の「私」は20年ぶりに故郷に帰ってくる。かつては地主であったが、今は没落してしまった生家の家財を引き払うためであった。主人公の想い出の中で美しかった故郷はすっかり色褪せ、土地だけでなく住む人の心さえも貧しく荒み果てていた。主人公は、少年時代に仲良く遊んでいた小作人の息子・ルントウとの友人としての再会を楽しみにしていたが、再会したルントウの口から出た言葉は、地主階級と小作人という悲しい身分の壁を否応無く突きつけるものであった。しかしその後、主人公の甥ホンルがルントウの五男のシュイションとの再会を約束したことを知り、明るい未来の存在を願う。

以上ウィキペディアから引用させてもらいました。そして、魯迅『故郷』の中の有名な一節が、思うに希望とは、もともとあるものとも言えぬし、ないものとも言えない。それは地上の道のようなものである。もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道となるのだ、というものです。

人生の切なさや世の中の世知辛さを知ってきた大人の今だからこそ、沁みます。

大変で心細くても、周りに流されたり、堕落しないで、これからも人生に一本、筋を通していきたいです。