今日は一枚だけれど、原稿を書いた。一年半前から書いている作品のものだ。たぶん今半分位だけれど、佳境というか、終わりに向けて、段々展開していくところだ。
自分は今は落ち着いているけれど、二十代前半はよく生き残れたなと自分で思うぐらい、起伏に富んでいて、スレスレだった。その頃の絶望感と先の見えなさ、救いを描いている。
誰にとっても青春てたぶんスレスレで、苦いものでもあると思う。自意識を社会に折り合わすことができなくて、もがき苦しみ、挫折するのだと思う。恥をかいて、踏みつけられて、もみくちゃにされて、すべてを諦めた時に、初めて何かが芽吹くのだと思う。
そういう身近に感じられるけれど、遠くなってしまった思い出とその意義を確かめる為に書いている。それらの記憶と経験を無駄にしないために、実らせられるように、「今」を必死で生きている。
読者のためでもあるけれど、何より自分自身のために良い作品にします!