夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

『燃え上がる緑の木』

こんにちは。お疲れ様です。

いかがお過ごしでしょうか?

私はボチボチです。最近はなんとか仕事に休まず通えています。

今は大江健三郎『燃え上がる緑の木』を読んでいます。面白いです。「物語」っていうものが何なのか?を教えてくれるような小説です。要するに真実や事実というのは学問や科学が示してくれるような決まりきったものではない、ということです。

それは僕も生きていて、常々感じます。結局、現実って定説とか文脈とは無関係に唐突に現れて、すべてを覆してしまう、そんなものでもあると思います。その段になって、私達がそれまで信じていたものは根拠に乏しいものだったと気づき、崩れ去るのです。

科学や学問をすべて否定するわけではないけれど、それらが私達の物の見方を狭め、真実を歪めてしまうことがあるのも事実だと思います。

雑音に惑わされずに、ものをありのままに見られるようになりたいです。世界の美しさを知りたいです。