夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

線香の煙

夏が来ると、なぜか過去を思い出す。暑くて、少し疲れていて、頭がボォーっとしていて、積極的に何かをやる気が起きないから、追憶なんかしてしまうのかもしれない。

 

若めの自分でも幾多の夏があった。部活に燃えた夏。恋愛に色めき立った夏。仕事に邁進した夏。そして、今は少し余裕があって、それらの夏を振り返っている。

 

夏っていうのはいろんな意味で盛りだから、そこには当然悲しさも付随する。勝者がいれば、敗者がいるし、今誇っている者もいずれ衰える。笑っている人の近くでは泣いている人がいるし、世界には犠牲になっている人がたくさんいる。

 

やりきれないことの方が多い現実の中で、信じられるものは少ないなと思う。お盆になったら、お墓参りに行こうと思った。