夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

あの頃

昨日の夜、小説でその部分を使っているので、確認のために、ポータブルDVDプレイヤーの小さな画面で映画『ノルウェイの森』を観た。12年前に女友達と観た映画だ。 その頃はある意味で結構淡々と観ていたけれど、今35になって観ていると、その時わからなかったことが結構わかった気がする。 人を愛することの難しさや深さ、返ってはこない時間。青春ってその時はそれが当たり前で感謝もせずにその時間を享受しているけれど、二度とは戻れない時間で、人はその事に後になって気づく。今自分がそれを冷静に言えるのは、それからの自分がしっかり生きてきて、後悔していないからだと思う。 人生って子供の頃思っていたより甘くなくて、どうにもなっていない人も多い。一見幸せそうな人もこころの中は案外空虚で、人間には実にいろんなタイプのダメになり方があるなと思う。自分は一応いろんな誘惑に負けず、まともな大人になれたんじゃないかな、と思う。 そして、「夢を叶えたい」と改めて思った。