昨日知人に会って、楽しかったけれど、その後、少し疲れが出て、若干ウツだった。
そういう時に意外に手紙を書きたくなったりするもので、夜に音楽をかけながら、いつも良くしてもらっている人に手紙を書いた。
いろんな混濁した想いの中で却って、素直な愛情や感謝を伝える手紙になったと思う。汚れた泥の中で育ち、根を張り、そういう苦労を経て、蓮が地上で鮮やかな花を咲かすように、文学というものも「顔で笑って、こころで泣いて」のように、普段人が表に出さない様々な苦悩や葛藤、魂の絶叫を描くべきものだと思う。
人格的で、ヒューマンな人ほど苦労も苦悩も引き裂かれるような相克も多いと思う。人間というものを信じず、理想も信念も持っていない方が、生きるのは容易いかもしれない。ただそれじゃ生きることが、ゲームになってしまう。
だから、ダサくても、笑われても、若い頃自分が信じていたものに忠実でいようと思う。若い頃の自分を失望させたくないから、留保のない、みんなが呆気にとられるような、ドデカい花火を打ち上げようと思う。