夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

郷愁

ふと最近、郷愁に誘われて、過去のバイト仲間や行きつけだったカフェのアルバイトだった子とかをインターネットで検索したりした。

それなりにヒットすることもあって、近況が窺い知れた。

何となく感じたことは人生甘くないということ。夢があった人も叶わなかったり、諦めてしまったことも多いようだ。その頃と同じ事を追いかけられていても、現実は想像以上に厳しいということがあるようだ。

今34になって、20(ハタチ)前後の頃に想像していた大人や社会というものと実際とは、良くも悪くも全然違う。捨てる神あれば拾う神ありな部分もあるし、容赦なく切り捨てられる部分もある。

夢とか純粋さってなくても生きていけるものだし、失っていくことにもしかしたらあんまり痛みって伴わないのかもしれないけれど、後になって、気づくってことがあるんだと思う。失った分だけ自分の人生じゃなくて、誰かの人生になってしまう気がする。

彼らのことを応援しているし、連帯感があるから、彼らの痛みも共感した上で、少し切なさも感じている。

ある意味彼らは通過儀礼を通して、大人になれたんだと思う。だが、俺はそうはいかない。