今日も家で仕事だったので、音楽をかけながら、作業した。大学時代のバイトの先輩がその頃組んでいたバンドのCDを聴いていた。
そのバンドはアマチュアの中ではレベルが高いけど、そこはやっぱりアマチュアでプロデューサーやディレクターがいない中でやっているから、聴かせる部分もあるけど、あくまで自己満足という印象は拭えなかった。ただ作曲や表現力の部分で優れたものも感じた。
あの頃働いていた飲食店は夢を追いかけている人が多くて、その後日談も知っているが、やはり人生は甘くなくて、皆社会との衝突や軋轢の中で、適応していって、夢より大事なものができていったようだ。
私はというと、その頃はまだ夢なんかなかったけど、発症やモラトリアムを経て、自分にできるもので本当にやりたいことが見つかった。幸か不幸か、自分は器用ではなかったので、他にあまり選択肢もなかった。
不思議なものだ。あの頃キラキラしていた先輩達が社会に適応し、夢なんか追いかけていなかった私がいまだに夢を追いかけているのだから。
この先どうなるかなんてあまり考えずに目の前にあることや向き合っている人を大切にしていこうと思った。