夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

温かい夕暮れ

少し憂鬱な土曜日。カウンセリングで突っ込んだことを指摘されたり、本の売れ行きが数字的にいまいちなことに囚われていたりして、体が重い午後です。

でもまぁ、悪いなりに考え事をしていれば、前向きなフレーズを頭の中で思いついて、テンションが上がったり、考えていたことに対して違った角度から見られるようになったりして、なんとかやっています。

本に関しても過去作やブログも含めて、決して悲観するほど反応や数字が出ていないわけではありません。ただ僕は欲張りなので、最高の結果とかを期待して、現実との落差に一喜一憂しているわけです。

ただ知人や各所で意外な人に意外なタイミングで感想を頂けることが最近続き、「手応え」も感じている今日この頃です。今日美容師さんに言われた「数字に囚われちゃダメですよ。前向きに行きましょう!」というメチャクチャもっともな言葉も半ば軽んじて馬鹿にしていたけど、繰り返し何度も言われると水を撒かれている時に、話しかけられている草花みたいに生命に沁みてくるものがあります。

ところで、この美容師さんは当たり前に前向きなことをまっすぐ言ってくれるという特性があり、「あんまり悩みすぎちゃダメですよ。ポジティブにいきましょう!」などの当たり前のことを気休めじゃなく言ってくれるという意外に珍しいキャラクターで、自分の日々に一味違ったアクセントをくれます。「そうは言ってもねぇ…」とか反論の言葉を思いついても、「ここは美容室だし、哲学の場ではないからなぁ」などと思い、自分を収めます。自分とタイプが違って、話とかもいつも微妙に噛み合ってない人と話すのはいろんな感情が湧くこともあるけど、楽しいです。

あと、関係ないけど、今日は美容師さんと話ながら、なぜか思った言葉は「自分がいつか吐いた(書いた)言葉も、忘れた頃に、どこかで誰かに響いている」というものです。言葉ってそういうものですよね。

最近はちょっと憂鬱な日常もどこか愛せるようになりました。本日もお読みいただき、ありがとうございました!