虚ろな午前0時
日付は変わるというのに何かをやり残したままだ
地道に律儀に積み上げたものに嫌気が差して、
今日はコーヒーでも飲みながら、夜更かしをしよう
昔東京に住んでいた時、よく深夜のルノアールに行った
その時私は負けていた
そして、それは今も同じだ
違うのは今は取り繕うのがその時より上手になったということだけだ
他人の不幸のことなんか想像できなくて、どこか無関心
そういう自分に苛ついている、午前0時
今までやってきたことが急に否定された感じで、それがむしろいい兆しだという予感はあるけど、向かい合う現実にうろたえている
薄っぺらい自分
吹いたら飛ぶような軽い言葉
浮かんでくるのは他者への批判
どうしようもない
慰めもない
言ったら、余計に落ち込む
今このどうしようもない気分の中で思ったことは「50になっても俺は希望を語りたいな」ということ。偽物じゃない希望を語るのは難しいけど、苦い教訓は聞きたくない。
今日はもう寝よう。明日はきっともっとまともなことが考えられる。