昔書いたの載せます。
どんな苦境でも言葉というものが力を持つというのなら、人は語ることや書くことに意味を見出すだろう。
僕は一応文学者を志しているけど、僕なんかよりはるかに多くの温かい・意義深い言葉をあなたから頂いている気がする。あなたの言葉は優しい。心に繊細に直接(じか)に触れてくる。だから、癒される。自分が舐めてきた苦悩や痛みを洗ってくれる気がする。
これからもあなたに数え切れないぐらいお世話になるだろう。そして、その恩を返しきれぬまま僕は死ぬのだろう。
ずっと覚えているだろう……。あなたの笑顔、あなたの立ち振舞い、あなたの言葉。馬鹿みたいにずっと覚えていて、それらが、僕を生かし続けてくれるだろう。
想い出とはきっと苦境のためにあるのだ。