夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

苦境

昔書いたの載せます。


どんな苦境でも言葉というものが力を持つというのなら、人は語ることや書くことに意味を見出すだろう。

僕は一応文学者を志しているけど、僕なんかよりはるかに多くの温かい・意義深い言葉をあなたから頂いている気がする。あなたの言葉は優しい。心に繊細に直接(じか)に触れてくる。だから、癒される。自分が舐めてきた苦悩や痛みを洗ってくれる気がする。

これからもあなたに数え切れないぐらいお世話になるだろう。そして、その恩を返しきれぬまま僕は死ぬのだろう。

ずっと覚えているだろう……。あなたの笑顔、あなたの立ち振舞い、あなたの言葉。馬鹿みたいにずっと覚えていて、それらが、僕を生かし続けてくれるだろう。

想い出とはきっと苦境のためにあるのだ。