夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

村上春樹「騎士団長殺し」を上巻の300ページぐらいまで、読んで

久しぶりの村上春樹の長編新作。「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」以来の長編だ。そして、2巻以上にまたがるより長い長編作品としては「1Q84」以来だ。

発売日に予約せずに買えた。ところで、その後売れ行きはどうなのだろうか?とまあ、それはどうでもいいとして、私は「騎士団長殺し」を読み進めている。始めたばかりの仕事のことなどもあり、読むペースはゆっくりだが、だからといって作品を楽しめていないわけじゃない。

むしろ楽しめてる。堪能しているといってもいいくらい。彼の作品だけが刺激してくれる脳の箇所あるいは部位が存在している気がする。彼の作品だけが誘(いざな)ってくれる地点や見せるくれる景色がある。

意識の深いところに潜りこめて、つまりなかば無意識に近い状態に読書という触媒を通して、連れていってくれる村上春樹という作家はやはり唯一無二で偉大な作家だと思う。

物語はどんどん展開し、先は読めない。益々読書が楽しみになってきた。全部読み終わったら、また感想書きます。それでは。