2016-10-19 男 俺の目の前にひとりの男がいる小柄だが決して小さく見えない謙虚だが存在感がある長く生きてきた重みを感じる佇まいだ今はうつ伏せになって寝ている恐れているものは俺よりずっと少ないのだろうこれから新たな日々が始まるこれからの日々は長い目で見れば今までの行路が間違いでなかったことを証明するものになるだろう俺もいつか彼のような大きな男になれるだろう誠実に歩めば魂の灯火を絶やさなければ