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夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

『蠕動で渉れ、汚泥の川を』を読んで

芥川賞作家の西村賢太の『蠕動(ぜんどう)で渉れ、汚泥の川を』を今日、読み終わりました。西村賢太著作を読むのは確か4冊目で、今回も期待を裏切らず面白く、堪能できました。途中吹き出してしまう箇所も何十とあり、本当にすごい作家だなと思いました。それと同時に西村賢太という男はとんでもなく宿業を抱えた人間だなと改めて思いました(すべての人間が結局はそうなのかもしれませんが)。

主人公の貫太は小心で怠け者にも関わらず、プライドとコンプレックスと性欲は旺盛で、自己中心性と狡さが相まって、いろいろなところで問題を起こしては、転居を繰り返すという有り様です。

そこに来て、僥倖とも言うべき、割りのいい洋食店のアルバイトの口が見つかり……というのが、この小説の始まりです。

気になった方はどうぞ御一読ください。面白いし、度肝抜かれます!生きるとは何なのか?みたいなことを再考させてくれます。

思い思いの秋の夜長をお楽しみください。それでは。