夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

北極星

去年の秋冬頃のすごく悩んでた時期に書いたものが発見されたので、載せます。拙い文章ですが、目を通して下さると幸いです。

今は人生のどうしようもない状況に落ち込んでいる。先が見えない。大学院に入ろうか、再就職しようか。でも、問題は進路以上に自分自身や自分の障害にある。僕は自閉症スペクトラムなのだ。知能は高いが、感覚が過敏だったり、人間関係を築くスキルやコミュニケーションが苦手なのだ。今まですごくもがいてきた。たくさんの挫折をした。チャレンジもいっぱいした。そして、何もかもに疲れている。ある意味で絶望している。そして、今は無職でブラブラしている。今の状況に罪悪感を感じている。自分を生かせる場があればと思っている。そして、書くことは一つの救済への道かもしれない。書いたってどうにかなるわけじゃないけど、自分を吐き出せるだけで少し気が落ち着くのだ。今の僕にとって精神の安定はすごく重要な事項なのだ。
死を考えることもある。自分が役立たずで、世間に申し訳が立たないと思ったりする。でも、きっと僕にも生きている意味がある。「○○さんが死んだら、みんな悲しむよ」と友達が言ってくれた。僕にも仲間だけはいっぱいいる。苦しんでいる者同士、連帯していきたい。苦しんでいる人同士だけが相手の気持ちを理解しあえる気がする。援助してくれる人、支援してくれる人もいっぱいいる。こう考えると、僕には本当に多くの仲間がいるんだ。
ある意味では、仲間に甘えていいと思う。家族に甘えていいと思う。僕だって今までの人生ずっと頑張ってきたし、必要以上に自分を恥じることはないのだ。自分がなりたくて、自閉症に生まれてきたわけじゃないし、自閉症は一つの個性なのだ。
ただ生き続けたい。結婚もしたいし、就職もしたい。そんなに多くは望まない。最後は生き続けられればいい。でも、僕にとってそれは中々難しいことだ。自閉症の人で自殺してしまう人はとても多いからだ。でも、僕はたぶん生き残れるだろう。今でも「何か」を信じているからだ。すごく純粋で貴い「何か」を。ちっちゃい頃からずっと信じてる「何か」を。
結局今でも僕は「何か」を信じてる。頑張れば最後には報われるという「何か」を。信じて待っていれば最後には現れるという「何か」を。祈り続けている、北極星に向かって。星はいつまでも子供の頃のように輝き続けている。

PS 生きるって何だろうか?生きている間に何かをするってことだろうか?僕は「言葉」を使って誰かを感動させたい。話し言葉だったり、書き言葉で。人を感動させるのはとても気持ちいいことだ。難しいことだけど、言葉で人を感動させたい。