こんにちは。
お疲れ様です。
自分は新しいところで、8日目の勤務が終わりました。工場での勤務もたまにあるのですが、障害への配慮もあるので、なんとかこなせています。
ところで、最近絵というものが前よりわかるようになってきた気がします。先日もらった手紙にイラストや顔文字が添えられていて、それがピタッと来る感覚があって、それは不思議な感覚でした。
ところで、自分の部屋は雑然としていて、普段は物置みたいになっているのですが、自分の本の装丁をいつもやってもらっている友人が過去に2回個展をやっていた時に購入した絵が2作品あります。一つは壁に貼ってある闘牛の絵で、もう一つは勉強机に立て掛けてある、淡い色調で描かれた、テーブルの上に置いてある様々な色のボトルの絵です。
この2つの絵の良さは買った時もあまりわからず、気に入ったから買ったけれど、どこか彼を応援する意味で買った部分があります。ただ、それから5年、10年して、電話しながら、自分の部屋に入って、何気なく眺めてみると、すごくその2つの絵が部屋と調和していて、馴染んでいることに気づきました。いい絵って強く主張しないけど、存在感があるものなのかな、と思いました。
僕は小さい頃から絵心はなく、美術の成績も悪かったです。何か描きたいと思ったこともあまりないし、「普段偏った頭の使い方をしているから」と心理療法ですすめられ、スケッチブックを買い、絵を描き始めた時も、結局すぐにやめてしまいました。
ただ大人になってから、教養のためということもあり、簡単な画集などで絵をよく見ていたり、芸術家を題材にした、バルザックやサマセット・モームの小説や小林秀雄の評論を読むうちに絵や芸術ってものが何なのか?が少しずつわかるようになってきた気がします。感覚が養われてきた、というか。
それってあくまで感覚でしかなくて、説明のしようがないのですが、どこか「爆発」していたり、「収まっている」という気がします。主張がしっかりあって、きちんと終われている小説のように。
これからもたくさん勉強して、センスを磨いていきたいです。