夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

熱気

昨晩は深く眠れたが、今朝は早朝に起きてしまった。

雨がしとしとと降り続いている。

今日は何をしようか?土曜日の朝の贅沢な悩み。

相変わらず作品では大学時代のことを描いている。

世の中のことなんて全然知らなくて、望めば実現すると無邪気に思っていた。自分達の未来には明るい展望があって、みんな幸せになると思っていた。永遠に続くと思っていた青春時代。戻りたいようで戻りたくない、くだらなかったあの時代。

あれから十何年経って、振り返ると、地続きな部分と「過去」になってしまった部分がある。僕達のあの頃は今振り返れば、現代日本を生きている若者の典型的な青春で、独自性のあるものではないのかもしれない。友人で有名になった人もいないし、あの頃の夢は風に流されてしまったようだ。

ただ記憶の中では、いつも彼らは躍動していて、僕にとって青春であり、ヒーローであった。あの頃には確かに特別な何かがあって、僕が夢を追いかける原点になった景色や息遣いがある。渋谷から見た朝日やライブハウスの熱気。

だからこそ今、もう一度、夢を描こう。