あの頃
人間のことなんて、社会のことなんて
全然わからなかった
ひたすら希望だけがあって、
自分を疑うこともなかった
自分のことだけ考えていて、周りを平気で傷つけた
でも、あの頃はそれでよかったのだと思う
嫌でも人間何かに気づくし、
自分の過ちを悔いる時が来る
久しぶりに多摩川の土手で語り合ったことを思い出した
あの頃は未来に疑いなんてなかったし、自分を恥じることもなかった
あれから15年経った
大人になった自分は少し疲れているけど、
過去を振り返る時、なぜか微笑んでいる
そして、気づいた
あの頃は…今も続いている、と