夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

眠る前に考えた事

眠る前に時間があるので、何か書こう。

それは明日から在宅とはいえ、久しぶりの仕事に対しての緊張というか妙な高揚を静めておきたいというのもあるし、最果タヒさんと私の友人の詩を読んで、触発されたのが理由かもしれない。

他人の詩や文章を読んでいると、素直に感動したり、感心するのと同じくらいその作品を批評して、ケチをつけてしまうのは職業病だろうか?友人の詩も最果タヒさんの詩もどちらも素晴らしいけれど、要するに独創的でユニークだけれど、どこか読後感が寂しい気がした。

結局それは人生とか人間に対して、どこか冷めた印象があるからだ。それこそが彼らの持ち味であり、魅力なんだろうけれど、その点に関しては私はあまり共感しなかった。

自分だってリア充じゃない部分もあるけれど、社会の成り立ちや人間というものの温かさ、成長というものの可能性は認めている。それは彼らもそうかもしれないけれど、読み終わって、どこか釈然としない印象は残った。

なんでそんなに冷めているのだろう?それが彼らの在り方だし、スタイルだ。カッコいいし、筋は通っている。人それぞれだし、今の自分の歯がゆさは他人が他人を理解する時に通るべき道なのかもしれない。ただ私は彼らの詩に「現代詩」を感じたし、現代の病を感じた。