子供の頃、文集で「将来の夢は?」という問いに対して、「優しい人間になる」と書いたのを覚えている。勉強も部活も仕事も文学も頑張ったが、何一つものになることはなかったが、自分の買い被りでなければどうやら「優しい人間」にはなれたようだ。
優しい人間になったって何か都合のいい特典がついてくるわけではない。お金を手に入れられるわけでもないし、地位を得られるわけでもないし、モテるわけでもない。あるとすれば「お人好し」と鼻で笑われることぐらいだ。
ただ僕は今「優しい人間」でいられてることに誇りを持っている。相手から笑顔や微笑みっていう最高の特典が返ってくるから。
選択や問いに悩むこともあるけど、それらすべてを含めて人生だし、そんな時に支えてくれる人達を仲間って呼ぶんだと思う。
これからもホットレモンティーでも飲みながら、優しい人間を目指すつもりだ。