夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

流れる日々を見つめて

僕は何をやっているのか?

ここで、何をやっているのか?

日曜の午後に近所のスタバでコーヒーを飲んでいる。

いつものことながら物思いに耽っている。

書き始めるほど明確になっていない、思考を内側に抱え、ガラス越しに目の前を右から左に流れていく車を横目で見ている。

30歳を目前にした29歳というのはレディオヘッドを聴いている時のような憂鬱を日常にちりばめている。

でも、それと同時にここまで、とにもかくにも生き抜いてきたんだという充実感もある。自分を誉めてあげたい気持ちもある。

ニック・ドレイクカート・コバーン尾崎豊、自分の友達、30歳を前に亡くなった人を数多く知っている。

でも、どうやら自分にはそういう運命は課されていないようだ。

自分に対してダメなりにしっかりやってきたと思うし、色鮮やかな様々な(苦しいものも、情けないものも、苦いものも、恥ずかしいものも含めて)記憶が今自分の頭の中にある。

これまでの生きてきた日々が無駄じゃなかったと思うし、自分にとって誰かが意味があるように、誰かにとっても自分が意味があると信じてる。自分が突然、旧友や昔の知り合いを思い出すように、誰かも僕のことを時には思い出しているんだろうな。

成長しているんだろうな、これでも。

いろんな人と出逢った。別れた人もいるし、今でもつながっている人もいる。これから再会する人もいるだろう。

時には苦しみばかりが続き、運命や神を呪う時もあるけど、「それでも人生は悪くない」。10年後も30年後も、僕はおそらくそう言えているだろう。

黄金色の秋がきれいだ。