夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

行き場のない夜

苦しい、

なぜか

自分が軽く扱われた気がして。

気にしすぎだって、わかってる

勘ぐりすぎだって、わかってる

満たされない想い、嫉妬、コンプレックス、自己嫌悪、自意識過剰

かっこ悪い男、情けない男

仕事もろくに続かない、大したものも書けない

吹聴するだけのものも持ってないし、おそらくこれからも持てないだろう

細い腕、浮き出た血管、少し出た腹

自信も折れかけそう

それでも、夜風は気持ちよくて、虫の鳴き声は心地よい

俺は29で何かになれたか?

そんなの誰も知らないし、知りたくもない

ただ生を重ねてきて、年を取ってきた

周りでは死んでしまった人もいるし、会わなくなった人もいる

会わなくなった人は近況も知らない

ずっと前にあったことが、この前あったことみたい

重ねてきた、生を

取り組んできた、懸命に

これでも進んできたんだ、道を

悪くなかったし、これからも悪くないだろう

月が慰めてくれるように綺麗で、星が子供の頃のように鮮やかだ

人が死んでしまった後では何もかもが馬鹿馬鹿しくて、自分の気持ちの納め方を知らない俺はいつものように途方にくれて、夜の街を徘徊する

俺は前に進んでいるのだろうか?