俺はいろんな人に愛されてる
これは疑いようのない事実だ
こんな気弱で臆病で利己的なのに、みんな愛してくれる
いろんなことに打ちのめされてる今だから、周りの人の優しさがこころに沁みる
強くなんかならなくていいし、強くなんてなれない
弱いままの自分で歩いていこう
でも、その代わり俺は道端の草の青さがわかるし、風の歌を聴くことができる
友達の痛みに共感できるし、美しいものを「美しい!」と言うことができる
本当に大事なものって、忘れてしまいがちな何気ないものだし、吹けば飛ぶほどのものだ
夜風に吹かれた俺は今幸せで、まだ来ない春を半ば確信を持って待っている