2016-08-19 月の光 夜、あてのない夜小雨の降る街なぜか涙が出てくる悲しいわけでもないのに孤独だからか?確かに今、孤独だ通い慣れたカフェにいて、帰る家もあるのに憂鬱や哀愁にフタをする術を僕はまだ知らないし、知りたいとも思わない夜はまだ始まったばかりで、暗闇と静寂が目を覚ましかけている今日が昨日になってしまうのが少し怖くて、茫然と闇の中を見つめてる誰にも知られることのない悲しみが疼きだし、見えない月の光と共鳴している僕はただここにいて、静かに年を取るただそれだけだ、ただ……