苦しい気持ちから逃れるためというより、苦しい気持ちに自分を馴染ませるために書いている。
エリオット・スミスという中々に憂鬱な歌手の力を借りて、なけなしのお金で酒を飲むように文字を連ねている。
この孤独感はどこから来るの?今までの関係がすべて、嘘みたい。
人は結局はわかりあえないんだ。悲しいことに。すれ違い、誤解、絶望の連続。最後に握らされるのは涙と憂鬱の塊。
俺のこと、誰かわかってくれないかな?弱い細い声で、ずっと呼んでるのに。誰にも届かない。
無視され適当に処理される言葉。でも、「言葉」だけは生きてる。自立して、独立して。生き生きとした光を湛えて。
聞こえているだろう。声は。あの人の元にも。声にならない声は聞こえているだろう。理由などなく。伝わるものはなぜか伝わる。意味を超えて。
どんなに絶望しても続けていけることがある。あの人に届かせるために。