夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

ありがとう

この星に生まれて、早29年。

嬉しいことも楽しいことも切ないことも悲しいこともあった。語り尽くせない思い出。涙やよろこび、怒りや感動。生きているって不思議なことだ。でも、なによりも嬉しくて大切なのは出逢いや仲間だ。

面白い人、優しい人、励ましてくれる人、慰めてくれる人、教えてくれる人、包み込んでくれる人、素敵な言葉をくれる人、一緒に歩いてくれる人。そんな様々な仲間や恩師に支えられて、今がある。

何でかはわからないけど、今日はそんな感慨に襲われた。生きていくのは正直に言って、楽じゃない。思い通りになんていかないし、一寸先は闇だ。嘘や罠も溢れているし、様々なことに感情は揺り動かされる。上手に生きられる人なんてたぶんいないし、年を経るごとに自分の小ささを知ったり、人知の及ばなさを知る。

でも、そんなこととは無関係に世界は回る。同じスピードで、ゆるやかに。日は昇り、日は沈む。闇と光が交互に世界を包み、風は木々を揺らす。

悪くないよ、生きるのは。理由などなく、今はそう思うんだ。ハッピーでいる理由など特にあるわけでもないのに。理由があるとしたら、今は自分が世界に馴染んでいる。ただの一人の「人間」になれている。つながり・つらなりの中の「一人」になれているんだ。

だから、「ありがとう」を言いたい。大切な仲間と優しく包み込んでくれる世界に。