苦しい。どうしようもなく。
逃げ出したい。なにかから。
自分が弱虫だってわかってる。でも、俺と同じ立場だったら、ダヴィデ王だって逃げ出してる。
仲間だってなんにもなりゃしない。音楽だって一瞬慰めてくれるだけ。
文学なんて何のためにやっているのだろう?
でも、無意識でこうやって書いてる。愚にもつかない駄文を連ねることで何かを紛らわそうとしている。
梅雨時の晴れ間は爽やかなのかじめっとしているのか判断がつきかねる。
やってきては向こう側に遠ざかる波のような憂鬱は僕に何をもたらすのだろうか?
ずっと昔に見た孤独な男はどこに行っただろうか?今何をしているだろうか?