苦しいよ。先が見えない道を歩くのは。
寂しいよ。同伴者のいない道を歩くのは。
でも、それが自分の選んだ道だ。
自分が行きたかった道だ。
どっかのくたびれた大人みたいに妥協したくなかったんだ。
だって人生は1度限りの神聖なものだから。
聞き取れないくらいのかすかな声が導いてくれる。
ずっと先からわずかに射す光が示してくれる。
世界は友達だ。
自分のした行動にふさわしい反応が返ってくるから。
世界は鏡だ。
向こう側の反応は自分に感応したものが返ってくるから。
信じてる。子供の頃と同じように。
人間がいいものだと。
人生が素晴らしいものだと。
努力は最後の最後には報われる、と。
ずっと先、遥かずっと先にはとんでもなく美しい光景が待っている。きっと。