夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

目指しているものはたぶん「成長する」とは真逆のほんのささいなものなんだ

自分が目指しているものを言葉で表現するのは難しい。でも、今日はそれをちょっとやってみようと思う。

目指している人間のモデルのひとりで、死んだ親父がいる。明るくて、楽観的で、ジョークを飛ばしながら、他人に迷惑をかけても気にしない。親父の大きな笑い声をよく思い出す。そんな人間だった。葬式には多くの人が駆けつけた。嫌な想いも随分させられたけど、いい親父だったと思う。親父は僕の目指している人間のモデルのひとりだ。

他のモデルはヘルマン・ヘッセなどの詩人だ。詩人っていうのはきっとたいそうな言葉を使うわけじゃなく、みんなが知っている言葉や言い回しで的確に感情や想いを表現できる人を言うのだ。それはきっとがむしゃらにたくさん詩を書くっていうよりは、日々淡々と生活や仕事をすることや自然や自分のこころを見つめることから始まるんだと思う。鍛練を続けて、いつか詩人の境地に行きたい。死ぬまでにひとつでいいから、誰かのこころを芯から震わせる詩を詠みたい。

目指しているものに対して、「頑張る」というよりはあんまり意識しないで、「進んで」いけばいいんだと思う。その先のある晴れた日に、「それはもう手の中にあった」みたいなことになるんだと思う。その日までお互い気楽に旅を楽しみましょう。