夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

夕焼け

今日からしばらく昔書いた詩を載せます。


生きるのは結局は苦しいこと。

あえて言うまでもなく。

生きるのは結局は苦しいこと。

どこかで誰かと折り合わなければならないから。

日は昇り、日は沈む。

当たり前の毎日が幸福の源泉。

君が怒った顔、微笑んだ顔、思い出すだけで、俺も微笑む。

毎日、歩き慣れた道、通い慣れたカフェ。

顔なじみの友人・知人。

そのすべてが幸福と痛みの源泉。

俺の願い・祈りは聞き届けられるのだろうか?

「昔いた場所にみんなで集う」という無邪気な夢は。

答えは誰も知らず、風や夕焼け、雲だけが知っている。

己の愚かさを知っている賢者達は何も言わず、時が来るのを待つ。

俺も何も言わず、その時が来るのを待つ。

幼な子のように無垢な心を抱えながら。

あの頃に見た夢を描きながら。