夢・光・音

日々の生活の中で生まれてくる想いや感情を詩や文章などで吐き出そうと思います

地平線の向こうへ

打ち寄せる波にタイミングが合えば、何か生み出せるだろう。
なくてもいいけど、あればよりよくなるような、何かを。
人生をよく知っている人にとっては風を捉えることはさして難しくないことだろうけど、僕は簡単な問題にも答えを出せず、途方に暮れている。
誰か来てくれるだろうか?
自分から近づいていくべきなのだろうか?
二人の中間点で温かいものは生まれるだろう。
触れるか、触れないかの中間点で風は吹くだろうし、波は打ち寄せるだろう。
何かを知っていると思っていた自分が何も知らないことを知った時、学ぶということが始まる。
29才は何かを学び始めるにはちょうどいい頃合いだ。
まだうまくできないけど、いつか風や波と一体化したい。
自分の一番大切なものを空に飛ばせるように。
一番信じてるものを海に浮かべられるように。
世界と一体化した時、僕達は遠くにある地平を新たな視点で見つめることができるだろう。
今までとは違う、より鮮明な視点で。